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歴史

Mighty Lube Systematic Inc.の代表取締役社長、Patrick A. Brown

ミシガン州フリーモント出身のPatrick A. Brownは、1981年にMighty Lube Systematic Lubrication, Incを設立しました。1985年には、Patrickはコンベヤー潤滑に関するその幅広い知識を生かして、リンクカウンター潤滑ユニットの設計に成功。この新しいシステムは、運転サイクルに基づいて、コンベヤーラインに潤滑剤を供給するものでした。この彼の発明が、コンベヤーの潤滑方法を大きく変貌させることになりました。従来の給油器のほとんどは、タイマーまたはオン/オフスイッチによって作動する単純なものでした。この新しい潤滑システムにより、コンベヤーチェーンピンとトロリーベアリングに正確かつ着実に自動供給することができるようになりました。

高度な潤滑技術

1987年には、プログラム可能なデジタルボードが開発されました。この進歩により、製造業における制御と自動化はより洗練されたものになりました。この時点まで、Mighty Lubeの供給装置はすべて、集中給油システムと見なされていました。集中給油システムでは、リザーバタンク/供給ポンプは床面に設置され、コンベヤーラインには給油装置のヘッドユニットが取り付けられています。集中給油システムは、複数のラインを保有する大規模な製造工場のほとんどに最適なシステムです。

Mighty Lubeが実施した調査において、当社はより小規模な工場もコンベヤー潤滑システムを必要としていることを発見しました。数ラインのみの小規模な工場では、大規模な集中供給システムは必要ありません。これを踏まえて、Mighty Lubeは1989年に内蔵型の潤滑ユニットを制作し、特許を取得しました。このユニット設計には小型のリザーバタンクと潤滑ユニットが含まれている為、コンベヤー上に一体型ユニットとして取り付ける事が出来ます。

1992年には、Mighty Lubeはデジタルボードを発展させて、マイクロプロセッサボードを導入しました。マイクロプロセッサでは、潤滑サイクルと潤滑剤供給量を正確に制御するようにプログラムすることができます。この新技術により、潤滑用の追加ポートを備えた多用途向け設計が可能になりました。

コンベヤーチェーンモニタリングシステムの導入

コンベヤーの潤滑だけでなく、Mighty Lubeはコンベヤーチェーン摩耗監視の有数企業でもあります。1996年、Mighty LubeはDOSベースのコンベヤーモニタリング
システムで特許を取得しました。このシステムでは、最新技術を使用してチェーンの摩耗(3メートルピッチ毎)、空気圧、駆動アンペア、駆動時間、チェーン速度をモニタリングします。この様な画期的なモニタリング手法は、自動車業界では幅広く使用されていました。

技術が進歩するにつれ、MightyLube®のコンベアモニタリングシステムも進歩しました。2004年、Mighty LubeはWindowsベースのモニタリングシステムをリリースし、数多くの成長が実現しました。この更新されたバージョンには、電子メール通知、潤滑剤供給設定、リンクごとのチェーン摩耗、平均チェーン摩耗、チェーン寿命予測が含まれていました。Windowsベースのシステムは、個別の企業ネットワークにインストールされます。その後、保守管理員は自分のデスクトップパソコンからデータにアクセスできるようになります。またMighty Lubeは、モニタリングシステムと潤滑システムを組み合わせることで、顧客向けにトータルメンテナンスパッケージも製品化しました。

Mighty Lube®次世代コンベヤー監視システムの発売

最近では、2016年に、Mighty Lube®常設型モニタリングシステムに加わる最新製品となる次世代コンベヤーモニタリングシステムを発表しました。このコンベヤーモニタリングユニットでは、長年にわたって微調整されてきた数多くの機能をこれまでと変わらずに提供します。ドッグスペースのモニタリング、潤滑サイクルのモニタリング、拡張されたチェーン摩耗分析などの複数の追加オプションが組み込まれています。また、ハードウェア技術にも他の改良を加えることで、より精密かつ正確な読み取りを可能にしました。

Mighty Lubeでは自社が提供するモニタリングシステムについて大きな誇りを持っています。当社は、顧客が必要とするソリューションを提供するために、これからも利用できる最新技術を活用し、進化しつづけます。

Mighty Lube®モニタリングシステムの製品群について最新モデルとして追加された2つの製品について紹介します。
当社の単一ラインコンベヤーモニタリングシステムとポータブルコンベヤーモニタリングシステムは、業界でも最高の製品となります。どちらのシステムも数年間愛用されてきた製品ですがつい最近、顧客の利便性が向上する機能を更に追加するために一から新たに再設計されました。

ポータブルシステムは、リンクごとのデータと3メートルピッチ毎のデータの両方を提供する、軽量なバッテリー式システムとなりました。Windowsタブレットも含まれているため、データやカスタマイズされたソフトウェアのダウンロードが容易になります。ポータブルシステムは複数のコンベヤーラインを備えた工場に最適なシステムであり、ポータブルシステムは、重要なラインが1本または2本のみの小規模な顧客向けに設計されています。このシステムは固定式で、タブレットにダウンロードするか、指定されたコンピュータに接続することで、単一コンベヤーのチェーン摩耗データを提供します。

OPCO潤滑システムとの提携

2009年、Mighty LubeはOPCO Lubrication Systemsとの合弁事業を開始し、グローバルセールスネットワークを拡大しました。これに伴い、Mighty Lubeは製品ラインナップを拡大し、トロリーホイール給脂装置や電動ブラシクリーナーも含まれるようになりました。顧客にとっての更なるメリットとして、Mighty Lubeモニタリングシステムで、OPCOの潤滑およびグリース供給装置もモニタリングできるようになりました。

長年にわたり、Mighty Lubeでは多数の使用用途向けの特殊な薄膜潤滑剤からなる潤滑剤製品ラインも開発してきました。これらの潤滑剤は、顧客のコンベヤーチェーンの耐用年数を延ばすだけでなく、多くの場合、コンベヤーチェーンのクリーニング(清浄作用)も行なってくれます。最後になりますが、コンベヤーブラシクリーニングオプションの製品ラインも当社で製造しており、標準およびカスタムの両方から選ぶことができます。

コンベヤーメンテナンスの未来

当社には、35年以上にわたるフィールドエンジニアリングとサービス経験があります。この経験を生かして、Mighty Lubeは技術的に最も高度で最高品質の潤滑管理システムを提供しています。当社では、顧客ニーズに対応するだけではなくでなく、それ以上を達成する機器を提供すべく、顧客からの意見に常に耳を傾けています。

Mighty Lubeは、コンベヤーの予防的ケアおよび予測ケアのリーダーです。将来を見据えて、これからも顧客からの期待を上回る製品を作り続けます。これを実現すべく、今後も革新的な製品の開発を続けて、提供する製品とサービスに誇りを持ち続ける所存です。Mighty LubeとOPCOでは米国製の製品を製造しています。これらの製品はミシガン州フリーモントにある製造施設で、当社の技術者が製造とテストを実施しています。

 

革新的な製品ラインナップ
顧客との信頼関係を強化します
オープンな技術開発
優れたサポート体制